荷重を支持する集成材と耐火性能を付与する集成材の組合せにより耐火構造部材としての性能を発揮します。

 

燃え代層:自ら燃焼し炭化することで断熱層を形成
燃え止まり層:燃え代層の燃焼・炭化進行を阻止
荷重支持部:燃え止まり層、燃え代層に保護され荷重を支持

 

               



耐火部材としての国土交通大臣の認定を受けるために第3者機関による性能評価試験を受けています。1時間耐火構造部材として求められる性能を満足していることが確認されました。

 

 

■耐火集成材 日集協の開発商品 alt

alt   木造建築新時代へ

 木質ハイブリット集成材による、国土交通大臣認定で
 集成材の可能性が更に広がりました。

 沿革:大臣認定 平成17年 製造着手
 ナガト工場 JAS認定 LT-17号

 

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1時間耐火性能
1時間耐火性能とは、1時間加熱してその後放置しても燃え進まなくなり、自然に鎮火して燃え止まる耐火性能を指します。従来はRC構造や石膏ボードなどで耐火被覆された鉄骨構造などが「1時間耐火性能」として一般的でしたが、2000年の建築基準法が性能規定化されたことを受け、木材であっても、上記の基準をクリアすれば「1時間耐火性能」が認められるようになりました。

1時間耐火大臣認定の概要
鋼材内蔵型の1時間耐火大臣認定には、「柱」と「梁」があり、内蔵する鋼材の形状は、「平鋼」「角鋼」「H鋼」の種類があります。樹種はカラマツとベイマツの2種です。

 

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断面が大きくなると表面は焦げて炭化層ができ、酸素の供給が絶たれ、
燃え難くなり、1,000℃以上になっても必要強度は保たれます。

 

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防火地域:木造 100㎡以内で2階建て以下
学校など特殊建築物も木造では2階建て以下
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防火地域での3階・4階建ての建築が可能となりました

 

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alt  P社本社ビル


丸美産業本社ビル(愛知県名古屋市)

1階部分がRC構造、2階から5階までがH鋼を内蔵した木質ハイブリッド集成材を使用した木質ハイブリッド構造との混構造で建築されています。
外装部分にガラスで挟み込んだ木質ハイブリッド集成材の柱と集成材の柱を外部に見せるなど、木の可能性、美しさを融合させた建物となっています。

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