ソリューション

お客様の要望に沿った構造用集成材を製造します

長野県産カラマツを使った構造用集成材(信州「唐松丸」)を中心に、国産材を使用した構造用集成材を製造しています。製品幅60mmから150mmまでの規格構造用集成材はもちろん、1200mm角など大型木造建築などに必要な大断面構造用集成材、ドームなどに用いられる湾曲構造用集成材など、お客様の要望に沿った特注集成材も製造・加工いたします。


ラミナ(ひき板)段階でも
きわだつ美しさ

齋藤木材工業では、長野県産カラマツなどの国産材を使った構造用集成材を製造しています。強度が高く、建築後の狂いがなく、美しい構造用集成材を作るには、丁寧な製材、優れた脱脂・乾燥、適切な接着など、一つ一つの工程をきちんと実践することが不可欠です。当社は、構造用集成材製造50年の実績の中で、各工程の技術レベルを向上させてきました。
「齋藤木材工業の集成材は、ラミナ(ひき板)で積まれている段階ですでに美しい」
とお客様から評価される背景には、製造技術者の技が隠されています。


カラマツの強度は
スギの1.3倍

長野県産カラマツを使用した構造用集成材を、当社では『信州「唐松丸」』とネーミング。自社ブランドとして販売し、住宅用から非住宅用まで幅広く活用されています。
カラマツ材はスギ材やヒノキ材よりも硬くて丈夫という長所がある反面、樹脂成分が多く、乾燥しないと建築後にねじれが生じる難点がありました。当社では、長野県の林業総合センター(長野県塩尻市)が開発したカラマツ材の脱脂・人工乾燥技術を導入。さらに長年にわたって技術的な改善を行い、丈夫で建築後も狂いの生じない優れた集成材を生み出しました。
※カラマツ材は、たわみにくさを示すE値がスギE65に対してE105。さらに国産カラマツの中でも長野県産カラマツは強度的に優れていることがわかっています。


設備と技術から生まれる
大断面構造用集成材

当社では規格構造用集成材を製品幅60mmから各種取り揃えています。さらに製品幅150mm以上で断面積が300cm²以上の大断面集成材を製造することもできます。大断面圧締装置を用いて、最大縦1.2m×横1.2m×長さ18mの柱を作り出すなど、設備と技術を駆使して大型木造建築物などに用いられる特殊な構造用集成材の注文にお応えしています。


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湾曲構造用集成材を
業界に先駆けて開発

ドーム屋根などに用いられる湾曲構造用集成材を、業界で先駆けて開発したのが当社です。ラミナを油圧プレスで締め付けながら、接着剤で張り合わせていくことで設計に合わせた曲率半径をもつ湾曲構造用集成材を作り出しています。


1年半の工期を3か月に短縮

特殊な湾曲した構造材を、3か月の期限内に424本製造してもらいたいという要望をいただきました。計算したところ、これまでの製造方法では納期まで1年半を要することがわかりました。そこで当社では、湾曲材を同時に複数製造する新たな技術を開発。納期に間に合わせることができました。そうして完成したのが、「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」です。
当社ではお客様の要望に対して「できません」を言うのではなく、「どうすればできるか」を考え、ケースに応じて代替案を出すなどの方法で建築物の完成をバックアップしています。

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